速度

あっという間に過ぎた1日だった。

「ワーニャ伯父さん」を読んで、目を覚ます。弁当を作り、授業に出て、図書館にいた。労働を除けば、ほとんど毎日がこのスケジュールで進んでいく。
 昼食後、せめて進めることが出来る事からやろうと、やる気なくパソコンに向かっていたのだが、一度手をつけると、ここまで出来たならまだいけるだろうと、抱えていた物事の一つを終わった。やってみるものだ。

 これを「充実」していると言わなくて何を「充実」なんだというような1日だったけれど、今書けるのはこのくらいで、書く事は出来るけれど、まとめるには時間が足りない散文がいくつかある。旅人算だ。箇条書きで書かれた確信は、時間を置かないと、うまく繋がらず流れていかない。まとまらなくても、少しずつ、それは確かな輪郭を見せてくる。毎日変わらず、手繰り寄せていく。

 ヘミングウェイの「老人と海」を読み直したい。